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[ポケット]まわし縫い

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●本動画には工場長の解説がナレーションとして入っています。そちらをお聞きいただきながら技術のポイントをつかんでください

職人さんは「いろんなことをやってきた結果これが一番早くて一番きれいに縫えたからやっています」とだけ言います。おそらく最初は基本的な縫い方を勉強してきたはずです。数年、いや、十数年の間に試行錯誤を重ねたどり着いた技術がこれです。工場の中でも、ちょっと派手な技術といってもいいかもしれません。とてもなめらかに縫製が行われるので、ついつい誰もができるような錯覚に陥ってしまいます。

縫っているのはコートのポケットの裏地です。柔らかくなめらかな素材なため、そもそも普通に縫うとシワが寄ってしまいます。この職人さんは、手の指と、手のひらとを使い分けながらシワを防ぎ、なめらかに回転させているのです。当然、ミシンが縫っていく部分には針が動く力がかかります。そのすべてをコントロールしているのですから、まさに職人技。特に第一関節を曲げながら荷重していく様子は目が釘付けになります。工場の中には様々な職人さんがいますが、できるのはこの職人さんのみ。ポケットを縫い上げるチームの職長さんでもあります。

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実際の縫製は、様々な身体的動作を伴います。それは、各職人の後ろから縫うところを眺めているとわかります。このまわし縫いの特徴は、おおきく肘が上がることです。指を自分の体の方に向けながらテーブルに手のひらをつけてみれば、誰もがその姿勢を体感することができます。ここから手と肘を元の位置に戻していく動作がこのまわし縫いの基本です。

もうひとつこの作業で重要なのが右手の動きです。左手が派手な動きをする一方で、右手は大変堅実な動きをします。縫っていく作業時はどうしても布にシワがよりますが、それをうまくいなしながら縫い目を均一に仕立てます。まさに、司令塔のような動きをしているのが右手なのです。こうした2つの腕の動き、布の見極め、縫い目の仕上がり、すべてを意識しながらスピードと品質を完全に両立させていくまわし縫いは、サンヨーソーイングが誇る技術のひとつです。

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>サンヨーソーイング青森は、東北新幹線「七戸十和田駅」より徒歩30秒。
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※撮影上の演出は一切しておりません。職人が毎日行っている作業をそのまま撮影し、できる限りニュアンスを消さぬように編集しています。